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Friday, May 30, 2008

引用の仕方

何らかの文献から引用をする場合に、注でその出典を明記しなければなりません。その注の書き方については後日書きますが、今日は引用の形式等について書きます。

短い引用なら、次のように「」でくくって、文字通りの引用であることを示します。
KMCheeseによると「文献から引用をする場合に、注でその出典を明記しなければなりません」。
長い引用の場合は次のようにします。
 長い引用の場合は、必ず地の文を終えた上、新たな行に引用を導入する。引用箇所は数字分(英文の場合は半角5文字分)の字下げをする。引用箇所に段落の初めがあるときは、さらに1字分(英文の場合は半角5文字分)下げる。(新田玲子氏「引用の仕方」、2008年5月30日閲覧)
以上の文は引用であり、しかもその内容どおりの引用の書式になっていますね。皆さんが長い引用をする場合は、このように、引用であることが一目瞭然になるようにしてください。

なお、2つの注意を付け加えたいと思います。
  1. 文字通りの引用を乱用してはならない。

  2. 文献等で調べたことを自分の言葉で書くことが原則です。文字通りの引用が多すぎると大変読みにくくなります。論文のほとんどが筆者自身の表現となっていれば、読みやすくなり、説得力が増してきます。人の言葉を引用する方が効果的になる場合以外は自分の言葉でまとめてください。

  3. 文字通りの引用ではなく、自分の言葉で要約したり、言い直したりして場合でも、参考にした文献を注で明記しなければならない。

  4. 文字通りの引用なら鍵括弧の使用や上で示したように段落を右に寄せることによって文字通りの引用であることを示した上で出典を明記する必要があります。自分の言葉で要約したり、言い直したりして場合には鍵括弧等は使いませんが、同様に出典明記が必要です。

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