Friday, May 30, 2008

大学教員の任期制導入

皆さんの卒論ほど長い文章にはなりませんが、私は6月末までに何らかの時事問題に関するエッセイを書くことになっています。皆さんにお願いしているブログでの作業を私もしてみようと思います。「お手本」になるほどかどうかは分かりませんが、やってみたいと思います。

さて、テーマとして「大学教員の任期制導入」を選びました。簡単に言えば、今まで終身雇用だった大学教員のグビを切ることができるようになる制度だと思います。従来、日本では大学のみならず、多くの企業は終身雇用でした。最近、企業でも終身雇用の制度を解体しようという動きがあり、どうもそれに合わせて大学における終身雇用にもメスが入ったようです。アメリカの企業には終身雇用のような制度があまりなく、終身雇用は「日本的な雇用慣行」と思われがちではないかと思いますが、実はアメリカなどの大学において「終身雇用」の制度があります。英語でtenureと言いますが、これは学問の自由や民主主義と深い関係があると考えられています。つまり、大学教員が社会の知識人として、自由に政治的な問題等について忌憚のない意見や批判をするができるように、大学の幹部から「いい加減にこういう発言をやめないとクピにするぞ」と脅かされることがあってはならない、という発想だと思います。

私は自分なりに、アメリカのtenure制の観点から日本で話題になっている「任期制」について考察しようと考えています。このような観点から文章を書いた人はもちろん他にもいます。例えば、長野大学の石原剛志氏のウェブサイトには「大学教員の任期制を考える引用集」というページがあり、その中に「学問の自由と任期制」という項目があります。この項目で書いてあることに関する考察を次回にしたいと思います。

引用の仕方

何らかの文献から引用をする場合に、注でその出典を明記しなければなりません。その注の書き方については後日書きますが、今日は引用の形式等について書きます。

短い引用なら、次のように「」でくくって、文字通りの引用であることを示します。
KMCheeseによると「文献から引用をする場合に、注でその出典を明記しなければなりません」。
長い引用の場合は次のようにします。
 長い引用の場合は、必ず地の文を終えた上、新たな行に引用を導入する。引用箇所は数字分(英文の場合は半角5文字分)の字下げをする。引用箇所に段落の初めがあるときは、さらに1字分(英文の場合は半角5文字分)下げる。(新田玲子氏「引用の仕方」、2008年5月30日閲覧)
以上の文は引用であり、しかもその内容どおりの引用の書式になっていますね。皆さんが長い引用をする場合は、このように、引用であることが一目瞭然になるようにしてください。

なお、2つの注意を付け加えたいと思います。
  1. 文字通りの引用を乱用してはならない。

  2. 文献等で調べたことを自分の言葉で書くことが原則です。文字通りの引用が多すぎると大変読みにくくなります。論文のほとんどが筆者自身の表現となっていれば、読みやすくなり、説得力が増してきます。人の言葉を引用する方が効果的になる場合以外は自分の言葉でまとめてください。

  3. 文字通りの引用ではなく、自分の言葉で要約したり、言い直したりして場合でも、参考にした文献を注で明記しなければならない。

  4. 文字通りの引用なら鍵括弧の使用や上で示したように段落を右に寄せることによって文字通りの引用であることを示した上で出典を明記する必要があります。自分の言葉で要約したり、言い直したりして場合には鍵括弧等は使いませんが、同様に出典明記が必要です。

Sunday, May 25, 2008

発表

春学期に皆さんに中間発表をしてもらいます。そろそろその予定を決めなければ・・・

準備を進めてね!

最近の投稿

ゼミ生の投稿が少し増えてきました。全体としてまだまだ進み具合が遅いと思いますが、最近少しよくなりました。

仲間の投稿を見てほしいと思います。全員ではないが、何人かの等へのリンクを貼りますので、是非、見てください。(私からのコメントも読んでね。仲間のページへの書き込みも歓迎。)

Sunday, May 18, 2008

進み具合

数名のゼミ生のブログが軌道に乗ってきていると思います。例えば、newsというブログを見てください。投稿数は今のところ2つだけで、それぞれの投稿は長くありませんが、勉強を進めていっていることがわかります。ゼミ生のブログの中に、他にもいいのはありますが、ブログがない、あるいはブログを作ったものの、投稿がゼロというゼミ生が多すぎます。普段から勉強を進めることがたいへん重要です。普段から勉強を進めているにもかかわらず、卒論をまとめる段階でトラブった場合には一所懸命手伝ったり、救済措置を考えたりします。しかし、逆に、普段からやってくれないで、私からの指示を無視し続ける人については「自業自得」ということで、卒業がかかっているとしても一切救済措置をしません。問題の程度によっては、卒論提出の時期を待たず、「演習IV」を辞退してもらうこともありえます。

この厳しい態度をとるようになった背景には、過去のゼミ生とのトラブルがあります。やはり普段からゼミに力を入れない人が、卒論としてとうてい認めることのできない文章を、遅い段階で提出するようなことが過去に数回あります。その段階で初めて厳しい態度をとると、学生はかわいそうな感じがしますが、甘くなることにも大きな問題があります。そこで、今年からはブログという形で普段からの取り組みを見せてもらうことにしました。普段からほとんど努力してくれない場合には、早い段階で厳しく注意して、それでも改善がなければ、辞退してもらうことにしました。

ブログで皆さんのがんばりを是非見たいと思います。よろしくお願いします。

Friday, May 16, 2008

ブログ作成について

演習IVへのブログ導入について」で書いているように、ゼミ生全員にブログを作ってもらい、普段から勉強の記録を作ってもらうことにしました。このポストではブログの作成方法等を説明します。
  1. どこで作れるか?

  2. 既にBloggerのアカウントがある人にはこの説明は不要でしょう。アカウントがない人のための説明です。アカウントを既に作っている人は新しいブログの作り方がわかるだろうと思いますが、不明な点があればメールで問い合わせてください。

    さて、今見ているページの左上に次の"B"の文字があります。



    それをクリックすると、次の画像が見えるはずです。



    「今すぐブログを作成」をクリックして、画面上の指示に従ってください。

  3. 「ハンドルネーム」について

  4. アカウントを作成する際に、「ハンドルネーム」(「ブログ投稿に使用する名前」)を作ることになります。実名を使用しないことをお勧めします。私は実名でブログを書いていますが、学生の皆さんにとっては仮名にした方が気軽にブログに書き込めると思います。 例えば「演習IVへのブログ導入について」では、困ったこと、悩んでいることなどをブログで書いていってほしいと書きましたが、実名だとそういうことを気軽に書けないかもしれません。逆に仮名だと、ブログはインターネット上で公開されていても、気軽に書いていけると思います。なお、個人情報を守るためには、この演習IVについては、ホームページなどでゼミ生のブログのアドレスを公開しません。気軽に勉強の記録を作っていけるようにしますので、安心して素直に書いていってほしいと思います。

  5. ブログのアドレスを知らせて!

  6. まず私にブログのアドレスをメールで送ってください。その直後に最初の投稿をしてもらえればいいと思いますが、時間が足りなければ、とりあえず空っぽのブログのアドレスを知らせてもらうだけでもいいです。

  7. 最初の投稿

  8. 演習IVへのブログ導入について」でどういうことをブログに書いてほしいかを詳しく説明しました。今後、資料関連のメモ等が多くなっていくだろうと思いますが、最初の投稿はもっと簡単でいいと思います。まず、どのようなテーマで卒論を書こうと思っているか、そのテーマにどうして興味を持っているかなどを書いてみてください。

演習IVへのブログ導入について

このゼミの主な目標は卒業論文を仕上げることです。この目標を達成するためには、資料収集、資料の整理や分析、文章作成等をこつこつと進めることが大切です。従来、ゼミ生に「こつこつと」取り組んでもらうためには、春学期と秋学期のレジメ作成と口頭発表、12月に下書き提出、1月に書き直しと再提出という段取りでゼミを進めてきました。しかし、近年は、就職活動等もあって、普段からあまり「こつこつと」卒論の準備を進めない人が増えています。そういう学生はぎりぎりになって論文を仕上げるはめになってしまいます。ぎりぎりになって書かれた論文の質に問題がなければ「卒論」として認めて、単位認定はできますが、困ったことにそういう卒論には重大な欠陥があるケースが多くなっています。

そこで、今年からゼミ生全員にブログで普段の勉強の記録を作ることを義務づけることにしました。義務ですので、普段からブログで勉強の記録を作らない学生については原則としては卒論を受理しない方針です。

ブログには次のようなことを書いてもらいたいと考えています。
  • 集めた資料の記録

  • 論文の中では必ず出典を明記することになります。後々、論文に注などを付ける段階では、必要な情報が全部ブログにあるとその分だけ論文をまとめるのが楽になると思います。注の書き方については改めて別のポストでこのブログで書きますが、ここではごく簡単にどのような情報が必要になるかを書きたいと思います。

    • 本の場合

    • 著者名『本の題』出版社、出版年、該当するページ。

    • 雑誌に掲載された論文の場合

    • 著者名「論文の題」『雑誌名』何巻何号、年月日、該当するページ。

  • それぞれの資料に関するメモ

  • 上の「資料の記録」の後に、資料にあった内容の中で、特に重要と思われる内容を書き込んでください。注には「該当するページ」を書くことが必要になりますので、ブログの中のメモと一緒にどの内容が本や論文の何ページにあったかを書いてください。「資料に関するメモ」として次のようなものが考えられます。

    • 要約

    • すべての内容を要約する必要はありませんが、特に自分の論文をまとめる上で重要と思われる事柄を自分なりの表現で要約すると良い。「自分なりの表現」で書くことが大事です。論文の中では文字通りの引用を使うことは比較的少なく、自らの表現で論じていくことが基本ですので、ブログでも内容を「自分なりの表現」で書くのがいいです。「自分なりの表現」と言っても、もちろん、専門用語等はそのまま利用するのが自然ですが、通常は資料の丸写しをしないというのは大事なポイントです。

    • 資料に関する感想、疑問など

    • 手に入れた資料は参考になっているのか、説得力があるのか、理解しにくいかなどについてもブログで書いてください。具体的な質問があれば、それも書いてみると良いでしょう。質問を文でまとめてみることは疑問を解く上で大事な一歩です。なお、本や論文等を読んでいて「ひらめき」があることがあります。資料に書いてある訳ではなくとも、資料を読んでいて思いついたことなどを忘れないうちにメモることは大切ですので、そういう「ひらめき」もブログに書きましょう。

    なお、それぞれの資料の中に参考になるところが多ければ、当然一回のポストで全部書くことができません。そうした場合は何回かに分けて、少しずつ書くといい。ただ、毎回、ポストの冒頭に資料に関するデータ(つまり、著者名、題など)を書いてください。

  • その他の感想、疑問等

  • 論文作成は大変です。行き詰まったり、戸惑ったりすることは普通です。一人で心の中で悩むよりブログの中で、その思いを文章にしていってほしいと思います。文でまとめること自体は皆さんにとって有益だと思いますし、私はその文を読んでアドパイスができる場合があると思います。