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Tuesday, May 22, 2012

図書館での調べもの

先週と同じように、今日も図書館で調べものをしてもらいます。先週は「ベース」になる部屋は特に決まっていませんでしたが、今日は202教室をベースにして、必要に応じて各自に調べものなどをするために図書館全体を使ってほしいと思います。

利用する資料を大きく三種類に分けることができると思います。

  1. 皆さんは本の検索に慣れていると思います。図書館の端末(OPAC)を利用して本を検索してから、その分類番号で本を探します。多くの皆さんは本の検索をすると思いますが、本よりも雑誌や新聞に載った記事、論文などが役に立つことがあることを忘れないでください。特に、時事問題や特殊なテーマなどの場合には、そのテーマを詳しく扱う本が出版される前に新聞や雑誌などで取り上げられることが多いです。
  2. 記事や論文
    記事や論文を図書館の通常の端末(OPAC)で検索することはできません。まず、MagazinePlusなどのようなデータベースで記事を検索します。記事が見つかったら、その記事が載っている雑誌や新聞などが学園大にあるかどうかを確認するために通常の端末(OPAC)を利用します。雑誌などを借りることができませんので、役に立ちそう記事が見つかったら図書館で読むか、あるいはコピーを取ってください。
  3. デジタル化された情報
    インターネットのウェブページはデジタル化された情報の一種です。質はピンからキリまでありますので、質をよく見極めて、論文で使っていいかどうかについてよく考える必要があります。極端な例ですが、自分の専門領域の第一人者がその領域について書いたことと、思いつきでブログを更新しているしろうとの意見を同列に扱うのはおかしいでしょう。だれが書いていて、どのようにな裏付けを提示しているかなどをよく考えて利用してください。なお、CiNiiというデータベースで検索できる論文等の中にはそのままネットで読めるものも多いので、デジタル化された情報の中でも特に役に立つだろうと思います。
資料が見つかったら、今までと同様にその内容のメモをノート(Google Docs)に書いてください。以前から話しているように、資料を完全に読破してからノートを書くのではなく、呼吸をするように、少し読んでから少し書く、もう少し読んでからもう少し書く、のように作業を進めてください。

Tuesday, May 1, 2012

少し変えた引用に注意

次のような書き込みがありました。
▽地球温暖化について
温室効果ガスとは太める性質を持つ気体陽光による熱を閉じ込のこと。二酸化炭素やフロン、メタンなどがあるが、全体的な量でいうと、半分以上を占めているのが二酸化炭素である。しかし、温室効果ガスはその性質にそれぞれ違いがあり、同じ量で比べたときに最も熱を閉じ込める効果があるのは、二酸化炭素よりメタンである。石油や出電力など、現代の生活には欠かせない大量のエネルギーを生み出す資源は、大量の温室効果ガスを生み出している。
http://www.plus-ondanka.net/
これに対する私の書き込みは次のとおりでした。
アドレスが間違っていて、正しくは

http://www.plus-ondanka.net/b01_gas.html

です。また、文章はほぼ引用ですが、ノートにはこういう「ほぼ引用」の文が一番だめだと思います。引用でもない、自分の文章でもない文ですから。 
「ほぼ引用」という言い方はよくないかもしれませんが、次のウェブからの文
温室効果ガスと 
太陽光による熱を閉じ込める性質を持つ気体のことです。二酸化炭素(CO2)やフロン、メタンなどがありますが、全体的な量でいうと、半分以上を占めているのが二酸化炭素です。
しかし、温室効果ガスは、その性質にそれぞれ違いがあり、同じ量で比べたときに最も熱を閉じ込める効果があるのは、二酸化炭素よりメタンです。石油や出電力など、現代の生活には欠かせない大量のエネルギーを生み出す資源は、大量の温室効果ガスを生み出します。
http://www.plus-ondanka.net/b01_gas.html

と比較してみると、学生の文でもなく、論文の中で使えるような引用でもない、役に立たないようなノートになってしまっていると思います。引用するときには引用して、自分の言葉で書くときには主な内容やポイントを自分なりの表現にしてください。

ちなみに、早い段階でこのような例が出てよかったと思います。今の段階(つまり、ノートの書き方を練習している段階)ではまったく問題になりません。しかし、卒論でこのように文を少しだけ変えながら自分の文章に見せかけしもうようなことをしてしまうと、厳密にいえば不正行為になります。状況にもよりますが、社会人になってからは「盗作」として、問題視される場合が多いでしょう。 このようなことを一切しないでください。

課題の進捗状況など

課題の進捗状況はあまり芳しくありませんが、一人が概ね私が期待した形で課題をしてくれました。
URL:http://www.eng.toyo.ac.jp/~nwada/education/Education_US%26Japan.html
著者:和田 昇
あくまでも私の意見だがアメリカの生徒は積極的で日本の生徒は消極的な雰囲気がある。大多数の人間が同じ意見を持っていると思う。日本の学生は大学の講義中に質問をするということはあまりしないが、アメリカの学生は積極的に質問を行いあるときは教授を困らせることもあるという。なぜこのように勉学に励むという同じ目標を持った生徒に違いが生じているのだろうか。私はこの2つの違いには日米の教育制度の違いが関係していると思う。日本の授業は先生が淡々と黒板に授業内容を説明しながら書き生徒はそれをノートに写すという授業形式が一般的である。そのため質問をするという行為に対して慣れていない為に質疑応答の時間などで黙りこくってしまう。それに対して、アメリカではグループディスカッションや授業中に質問があったらすぐに質問するという参加型の授業が一般的なので私たちが意識してない根本的な部分で違いが生じているのだと思う。このウェブページでは「日本人はあまり勉強しない」といったことや「日本人は質問をしない」といった内容が書かれているが私はそうは思わない。日本人は質問しないという点に関してはそうかもしれないがそれが必ずしも悪いことなのだろうか。日本は経済や政治などでも消極的だという意見がある。確かに、消極的すぎて意見を言えないのは問題視する必要がある。つまりここぞという場面や大事な場面に主張ができればいいと思う。日本の社会自体が「社会の中で目立たずに」といった風潮があり外国とは異なるため一概に質問しないと批判するのはよくないと思う。
また、あまり勉強しないという点もすべての学生がそうでなく、学費や授業料を自分で払いながら勉学に励んでいる学生を私は何人も知っているためこの点に関しても一概にいえないと思う。                     4月25日
URLを見ると「題」があったので、それも注に入れるべきですが、基本的にはよくできていると思います。このように文章で読んだ内容の要約と自分の感想を書いてほしかったわけです。

ちなみに、今日もパソコン室で授業をしますが、先に課題を終わらせた人に図書館に行ってもらい、そこで調べものをしてもらってもいいです。